子どもの包茎は将来どう影響する? | 西新宿杉江中央クリニック
また入浴時ではなくても、包茎のお子さんはおしっこがうまくできなかったりおちんちんに炎症が起こるなど、日常生活でも不便が生じがちです。
「このままでいいの?」と悩むご両親のために、子どもの包茎の特徴と、将来への影響について詳しくご紹介していきます。
亀頭は、とてもデリケートな部分です。
そのため、男の子はみんな亀頭を覆った状態、つまり包茎で生まれてきます。
生まれた赤ちゃんを見た瞬間、「包茎だ・・・」と戸惑うご両親は多いですが、実はそれは普通のことなんですよ。
ただ、その包茎の状態がいつまで続くのかは、お子さんによって様々です。かなり早い段階で剥けることもありますが、一方で包茎のまま成長する子もいます。
幼いころは親が一緒に入浴するので、おちんちんの状態がチェックしやすいでしょう。
しかし思春期を迎えると「もう一緒に入りたくない」と、子どもが入浴拒否をするようになります。心の成長は喜ばしいことではあるものの、気がかりな包茎がその後どうなっているのか分からず不安ですよね。
実は、包茎のまま体が成長を続けると、「短小包茎」のペニスになるリスクがかなり高くなるのでご注意ください。
おちんちんも、体と同じように1日ごとにどんどん成長を続けます。大人になるころには、体に見合ったサイズのペニスへと成長するのですが、皮がかぶさっていると本来の成長が妨げられてしまうのです。
大人になってペニスのサイズが小さいことで悩む男性は多くいますが、もしかしたらそれは子ども時代の「包茎」が関係しているのかもしれませんね。
お子さんを大事に思っているご両親ほど、「将来『短小包茎』になってはかわいそう。今すぐどうにかしてあげたい」と考えることでしょう。
しかし、もしお子さんが14~15歳以下であるなら、まだ様子を見ておくことをおすすめします。
おちんちんが特に成長するのは、思春期の14~15歳ごろ。その成長に伴って自然と包皮が剥けることもあるので、幼い段階で「亀頭が出ていない!手術だ!」と慌てるのはいささか早計といえます。
まずは、お子さんのおちんちんが「真性包茎」か「仮性包茎」かを見極めましょう。
包茎にも種類があり、皮を引っ張っても亀頭がまったく出てこない状態が「真性包茎」。一方、普段は亀頭は見えないものの、皮を引っ張れば亀頭が出てくるのなら「仮性包茎」と分類されます。
真性包茎の場合は、将来にわたってずっとそのままの可能性が少なくありません。時期を見て、クリニックに手術の相談に行くことをおすすめします。
仮性包茎の場合は、成長と共に自然と亀頭が露出されることもあるので、お子さん自身が気にしていない限り、具体的な行動はまだ必要ないでしょう。
ただ冒頭でお伝えしたとおり、どのような包茎の状態であっても、排尿時にトラブルがあったりおちんちんに炎症が起こるなど日常生活で問題が生じているのなら、状態に関わらず一度クリニックに相談に行くことをおすすめします。
「真性包茎」か「仮性包茎」かを見極めるには、一度おちんちんを触って、皮を剥く必要があります。
しかし、決して無理に触らないであげてください。
男の子はみんな包茎で生まれてきます。つまり、包皮が癒着している状態が自然なこと。これを無理に引き剥がそうとすると、子どもにとっては大変な激痛を伴うのでご注意くださいね。
またむやみにいじると、炎症が起きてさらに状態が悪化することさえあります。
もしご自身でのチェックに少しでも不安があれば、クリニックで専門医に直接相談されるのが良いでしょう。
子どもの包茎は、とてもデリケートな問題です。
お子さんの将来を考えれば考えるほど、「この子が短小包茎で悩むことになったらどうしよう」「私たちがどうにかしてあげなければ」などご両親が頭を抱えがちです。
成長と共に自然と直ることも多いですが、もし不安ならクリニックに相談に行きましょう。またおちんちんの状態に関わらず、日常生活で不便が生じている場合も専門医を受診することをおすすめします。
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